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世界最大の垂直農場がドバイで建設されることが決定



アラブ首長国連邦(UAE)は、2018年時点で水不足に悩まされており、水をほとんど使用せずに作物を育てることが可能な垂直農業が注目されています。UAEを形成する首長国の1つドバイでは13万平方フィート(約1万2000平方メートル)もの広大な土地を使用して、世界最大の垂直農場を建設する予定となっています。

Dubai to get 'world's largest vertical farm' | CNN Travel
https://edition.cnn.com/travel/article/dubai-vertical-farm-emirates-catering/index.html

Dubai plans world's biggest vertical farm with 130,000sqft facility - SlashGear
https://www.slashgear.com/dubai-plans-worlds-biggest-vertical-farm-with-130000sqft-facility-10537090/

世界最大の垂直農場を建設を決めたのは、農業技術を専門とするCrop One Holdingsと空港内の食事や機内食の調理などを手がけるEmirates Flight Cateringの合弁会社であり、4000万ドル(約44億円)の予算をかけて、2018年11月から垂直農場施設の建設を開始する予定です。

建設を発表するにあたり、Crop One Holdingsは垂直農場のメリットを説明しています。同社は「垂直農場は照明にLEDライトと再生可能エネルギーをだけを使用することが技術的に可能であり、屋外の農場と比べて水の使用量も節約できるため、環境への影響が少ないことでも知られています。屋内で野菜を栽培できることから、季節を気にすることなく、年がら年中作物を生産できるメリットもあります」と述べています。

Crop One Holdingsによると、今回計画されている垂直農場の場合、屋外で野菜を育てるよりも99%の水を節約できるようになるとのこと。しかし、電力の全てを太陽光や風力発電でまかなうのは難しいとしており、電力の一部は公共のものを使用する予定となっています。


ヴァーヘニンゲン大学で園芸学の教授を務めるレオ・マルケルス氏は「垂直農場におけるエネルギー使用量の削減方法に関する研究は数多くあり、照明技術が発達することでドバイの垂直農場が全て再生可能エネルギーで運営できるようになるかもしれない」と語っており、将来的に公共の電力を使用しない垂直農場に変化する可能性があることを示唆しています。

Crop One HoldingsとEmirates Flight Cateringによると、ドバイの垂直農場で栽培された野菜が収穫できるようになるのは2019年12月になる予定で、実際に収穫が開始されると、1日あたり最大で約2.7トンもの青野菜が空港のラウンジや機内食の材料として提供されるようになるとのことです。

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